地震、台風、豪雪などによって構造物が大きな力を受けるとき、構造物の形はその挙動に大きな影響を与えます。
大スパン構造や大型の貯槽タンクなど規模が大きな構造物ではその影響は特に重要です。
数値解析や模型実験によって構造物の形態と剛性・耐力の関係を研究し、丈夫で安全な構造物の形態がどうあるべきか提案したいと考えています。
シェル構造は2方向に曲率を待つことで、高い剛性・耐力を持っています。しかしどんなかたちでも丈夫というわけではありません。研究室では力学性能の高いシェルのかたちをコンピュータで生成する方法を研究しています。
薄肉シェルや単層のラチスシェルは高い剛性・耐力を持つもののその崩壊挙動は、座屈と呼ばれる予測の難しい壊れ方をします。研究室ではシェルの座屈挙動や解析手法に関する研究を行っています。